次回イベントのお知らせ

第8回 らもはだ
【出演】中島らも、鮫肌文殊、大村アトム
【Guest】野坂昭如

日程:2003年1月12日(日)
時間:18:00開場/18:30開演
場所:新宿ロフトプラスワン(新宿区歌舞伎町1-14-7林ビルB2)
JR新宿駅東口出て徒歩4分。コマ劇場横向かい。
地図などの詳しくは http://www.loft-prj.co.jp/PLUSONE
料金:2800円(1ドリンク込)

※前売券、ロフトプラスワン店頭のみで発売中。
基本販売時間18:30〜23:00。
※券には整理ナンバーがふってあります。開場の際、そのナンバー順に入場します。
席は自由席です。
※諸注意 一脚・三脚・カメラ・ビデオカメラテープレコーダーなど一切の録音・撮影機材の持ち込み禁止。。
※券には整理ナンバーがふってあります。開場の際、そのナンバー順に入場していただきます。席は自由席です。


--2002.11.16 in 新宿ロフトプラスワン その2 --

出演/レギュラー:中島らも、鮫肌文殊、大村アトム(中島らもマネージャー)、
ゲスト:本上まなみ


その2
 

らも ほんじょは一番最初、キャンペーンガールだったの?
本上 はい。ユニチカの。
らも キャンペーンガールって何をするの?
本上 ユニチカって繊維メーカーですよね。毎年、新しい繊維の新製品がいろいろ出るので、それで作った水着を着てPRするっていう。
らも ふうん。イベントがあって、いろんなところに行くわけだね。
本上 イベントは……あんまりないですね。新作水着のショーとかあると、他の企業の方と一緒に水着ショーをやったりするぐらいで。
らも ユニチカガールにはどのくらいの応募があるの?
本上 うーん、どのぐらいなんでしょうね。オーディションがあって、それに行くんですけれども、結構たくさんは来てたと思います。
らも 応募者のケタは万?
本上 そんなにはないです。3ケタぐらいじゃないですか(笑)。
らも あ、そう。それにしてもすごい確率やね。
本上 ふふふふ(笑)。
らも どうして受かったと思う?
本上 ……いや、水着の仕事はハズかしくてあまりやりたくないと思ってたんですけど、まだほんとに仕事を始めたばかりで。マネージャーに「このオーディションに行きなさい」って言われたから受けただけなんですね。
らも え、マネージャーがいたの?
本上 はい。
らも それまでモデルとかやってたの?
本上 ほとんどしてるようなしてないような……曖昧な感じだったんですけど。
鮫肌 事務所には入ってて?
本上 はい。事務所には入ってました。高校1年生のときに、いまの事務所の人に大阪の天満橋でスカウトされて(笑)。
らも スカウトの人はどう声をかけてきたの?
本上 ええっと……家族と一緒にいたので、一言目が「一緒にいる人はお母さんですか?」って。そのあと、「怪しい者じゃないんです」って(笑)。
らも 怪しいヤツだった?
本上 いかにも怪しかったですね。電車に乗ってたんですけど、めちゃめちゃ見るんですよ。だからもう絶対怪しい人だと思いました(笑)。
らも それで「モデルにならない?」って言われたの?
本上 そうなんです。でも普通の公立高校に通ってたので、ほとんど仕事をしてなくって。短大に進学してから、ユニチカのオーディションを受けることになるんです。それからですね、ちゃんと仕事するようになったのは。
らも で、水着であちこち行くわけ?
本上 はい。西新宿の都庁前で、冬の朝に水着で撮影をしたり……それがなんといっても一番悲しかったですね。ビル風がピューッって吹いてきて、通勤の人たちが横をザクザク歩いて通る……。
らも うんうんうん。
本上 みんな見てないふりをしてるんだけど、ものすごい横目で見られてるの、わかるんですよ。大変な仕事だと思いました。
らも で、ユニチカガールになると、どういう魔の手がのびてくるの?
本上 魔の手はないですねェ(笑)。
鮫肌 ヘンなオヤジにお酌しちゃったりとか?
本上 ないですないです(笑)。私もそういうイメージをもってたんですけど、そんなことは全然なかったですね、はい。
らも で、テレビドラマに出たり?
本上 はい。CMに出たり。……すごいなんか、身の上調査みたいになってきましたね(笑)。
らも 言いたくないことは言わなくていいよ。
本上 隠すことは何もないですけど(笑)。
らも で、バカばんぐ……バラエティに出たりもするんだよね。
鮫肌 失礼なっ! いま「バカ番組」って言おうとしたでしょ。
アトム 鮫肌さん、立場ないじゃないですか(笑)。
らも バカじゃないと作れないんだよ。
鮫肌 ほっといてくれ!
らも きみはきみのしたいようにしたらいい。
鮫肌 ああやってますとも!
らも おれはほんとのことを言ってるだけやもん。

らも で、映画も出るようになった。
本上 はい。
らも 映画どうだった? 映画って同じロケーションのところで違うシーンをまとめて撮ったりするじゃない。
本上 撮りますよね。
らも そういうことはたくさんあったの?
本上 『群青の夜の羽毛布』に関していうと、あまりそういうことはなかったですね。
ファーストシーンから順番に撮っていって、ラストの方はほんとに最後に撮りました。
だから、すごく演じやすかった。
らも ほんじょの演技を見たのは初めてだったけど、演技……あまり上手くないよね。
鮫肌 失礼やなぁ(笑)。
らも だって、そうなんだもん。ちゃんと脚本を理解して演じてるけど、別に演技のテクニックってないと思うんだ。そのまんま演ってる。でも、とってもよかったよ。
本上 ありがとうございます(笑)。
鮫肌 微妙ですよね、ほめてんのかどうか。
本上 いやいやいや。
らも 磯村監督ってどういう人なの?
本上 もともとピンク映画とかをやってらっしゃって、『シコふんじゃった』とかの、周防正行監督とずっと仕事をされてた方ですね。52歳ぐらいの方なんですけど。
らも ジジイじゃない。
鮫肌 自分も50歳やないですか(笑)。
本上 ははは(笑)。
らも 2年違うとずいぶん違うよ、疲れ具合が。
アトム どんな人柄の方なんですか?
本上 すごく穏やかな人ですね。ずっと同じジャケットを着てらっしゃるんですけど、いつもうちから猫の毛をくっつけてくるみたいな(笑)。で、私の演技を一生懸命見てくださる人なんですね。だから、「あれをこうしなさい」「こっちをこうして」とか、最初から指導をしてくれるような方ではないですね。まず、よく観察してくれるというか。
らも 例えばキッチンのシーンがあって、シーン4と8と26を1日に撮るということになると、ほんじょは気持ちの切り替えとかどうするの?
本上 あんまり切り替えないかな。どうなんでしょう……切り替えなきゃいけないとは思うんですけど。
鮫肌 テレビドラマの撮り方はもっとひどいでしょ。
本上 そうですね。1話撮りながら4話も5話も撮って……みたいな(笑)。
鮫肌 そういうときってどうしてるんですか?
本上 撮影してるシーンの前、自分がどういうふうになってて、いまなぜそのセリフを言ってるのかって実は結構忘れていることがあって(笑)。リハーサルのとき、監督に「この前ではこうだったので、もっとがっかりした感じで」とか言われて、初めて「あ、そうだった」みたいな(笑)。だから、あんまり覚えてないですね。映画だと、まぁ脚本もちゃんとできてからスタートするので、このシーンの前はどうだったっけっていうのを忘れなくてすむんですけど、テレビはとても。
らも おれも何回もドラマに出たことあるんだよ。
鮫肌 ホームレス役とかですよね(笑)。
アトム 映画も出てはりますよ。お好み焼き屋の大将とか(笑)。らもさんもドラマの収録のとき、前はどんなシーンやったなんて、きれいさっぱり忘れてるタイプですよね。
らも 同じセットで、第2話のシーン11のあと、次は第16話のシーン3……そんな撮り方をしてるんだけど、俺はどんな気持ちの切り替え方をするかっていうと、おれはお好み焼き屋のオヤジなんだ。焼いてるだけでいい。解釈もなにもいらない。
アトム まあ書き割りみたいなもん(笑)。
鮫肌 ストーリーに関係ある役やなくて、ただうしろでお好み焼きを焼いてる(笑)。
らも でも、1回17、8行ぐらいのすごい長いセリフがあって、それは大変だった。あとは「へい、おまち」って。でも、ドラマの作り方はよくわかったよ。面白かった。
鮫肌 以前『らもはだ』に井筒和幸監督が来て、クソが!アホが!って2時間さんざ言いまくって帰ったんですけど。
本上 ふふふ(笑)
鮫肌 そんな、すごく怒るタイプの監督さんと一緒に仕事したことってあります?
本上 まだめぐりあったことないですね。
らも ま、監督が怒ったらダメだよ。
鮫肌 のせてのせてみたいな感じ?
らも っていうか、構築していかないといけないんだから、そこで感情を役者にぶつけて、変化させようとしたってダメだよ。監督は監督、編集は編集、音楽は音楽、役者は役者……それで、映画は総合芸術だって言われる。監督はちゃんと自分のやりたいことを完成するために、自分を抑制しないといけない。
アトム お芝居の演出家でも、灰皿投げる人とかいてはるじゃないですか。
らも いっぱいいるよ。でも、それは昔の話。いまはいないよ。
アトム らもさんも芝居やってたとき、しょっちゅうフッコさん(わかぎゑふ)にドツかれてはったやないですか。
鮫肌 殴られてメガネが飛ぶんですよね、コントみたいに(笑)。
アトム 「劇場入り遅れた」いわれてはビンタはられ、「稽古のときに酒飲んだ」いわれては蹴られ。
らも おれ、受け身は上手だからさ。
アトム 鍛えられたんですよね。
鮫肌 な、なんですか? なにしてはるんですか?
アトム らもさん、そのピアノ……どないしはったんですか?


 


中島らも(なかじま・らも)
RAMO NAKAJIMA

1952年兵庫県生まれ。大阪芸術大学放送学科卒。
コピーライターを経て現在は小説家として活躍中。
主な著作に吉川英治文学新人賞受賞作『今夜、すべてのバーで』(講談社文庫)、
日本推理作家協会賞受賞作『ガダラの豚〜』(集英社文庫)、
『中島らもの明るい悩み相談室シリーズ』(朝日文芸文庫)、
『その辺の問題』(メディアファクトリー)、
『バンド・オブ・ザ・ナイト』(講談社)、
『クマと闘ったヒト』(メディアファクトリー)など多数。
新刊『とらちゃん的日常』(文藝春秋)、
『寝ずの番』(講談社文庫)好評発売中!

最新刊 『らもチチ わたしの半生 青春篇』
 講談社より好評発売中。 1300円(税別)
 さらに、中島が執筆するメールマガジン
『中島の辞書占い』好評発信中!
 下記のホームページから購読申込みできます。
http://www.age.ne.jp/x/ramo/

 

鮫肌文殊(さめはだ・もんじゅ)
MONJU SAMEHADA

1965年兵庫県生まれ。
高校2年の春、雑誌『ビックリハウス』の第17回エンピツ賞(小説)
受賞を皮切りに、賞を総なめ。若干19歳で短編小説集『父しぼり』
(長征社)を発表。
NHK特集への出演を機に中島氏の知己を得て、
放送作家活動をスタートする。
90年、松尾貴史の勧めで上京。現在に至る。
パンクバンド"捕虜収容所"のボーカルてほの音楽活動や
テレビメディアに関するエッセイ執筆等でも活躍中。
現在、手がける主な番組は『進ぬ!電波少年』、
『メレンゲの気持ち』『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ)、
『さんまのスーパーからくりTV』『オフレコ!』『ガチンコ!』
『筋肉番付』(TBS)、『ぷらちなロンドンブーツ』(テレビ朝日)、等多数。
主な著作は『鮫肌文殊の俺テレビ』(メディアワークス)、
『放送作家になりたい』(同文書院)、
『VOWやねん』(宝島社)、
『父しぼり』(長征社)

大村アトム
中島、マネージャー兼中島事務所所属放送作家


編集A
『ダ・ヴィンチ』編集者、中島+いしいしんじ共著『その辺の問題』
中島+ミスターヒト共著『クマと闘ったヒト』を担当。大槻ケンヂ氏の『リンダリンダラバーソール』の担当でもある。


構成・文/小堀 純  撮影/北島元朗


二人のトークを生で聞きませんか?
第6回のイベントも新宿歌舞伎町のロフトプラスワンにて。
主演者は中島らも+鮫肌文殊。以後、隔月で開催します。

第8回 らもはだ
【出演】中島らも、鮫肌文殊、大村アトム
【Guest】野坂昭如
※前売券、ロフトプラスワン店頭のみで発売中。基本販売時間18:30〜23:00。
※券には整理ナンバーがふってあります。開場の際、そのナンバー順に入場します。席は自由席です。
※諸注意 一脚・三脚・カメラ・ビデオカメラテープレコーダーなど一切の録音・撮影機材の持ち込み禁止。
日程:2003年1月12日(日)
時間:18:00開場/18:30開演
場所:新宿ロフトプラスワン(新宿区歌舞伎町1-14-7林ビルB2)
JR新宿駅東口出て徒歩4分。コマ劇場横向かい。
地図などの詳しくは http://www.loft-prj.co.jp/PLUSONE
料金:2800円(1ドリンク込)