次回イベントのお知らせ

第8回 らもはだ
【出演】中島らも、鮫肌文殊、大村アトム
【Guest】野坂昭如

日程:2003年1月12日(日)
時間:18:00開場/18:30開演
場所:新宿ロフトプラスワン(新宿区歌舞伎町1-14-7林ビルB2)
JR新宿駅東口出て徒歩4分。コマ劇場横向かい。
地図などの詳しくは http://www.loft-prj.co.jp/PLUSONE
料金:2800円(1ドリンク込)

※前売券、ロフトプラスワン店頭のみで発売中。
基本販売時間18:30〜23:00。
※券には整理ナンバーがふってあります。開場の際、そのナンバー順に入場します。
席は自由席です。
※諸注意 一脚・三脚・カメラ・ビデオカメラテープレコーダーなど一切の録音・撮影機材の持ち込み禁止。。
※券には整理ナンバーがふってあります。開場の際、そのナンバー順に入場していただきます。席は自由席です。


--2002.11.16 in 新宿ロフトプラスワン その3 --

出演/レギュラー:中島らも、鮫肌文殊、大村アトム(中島らもマネージャー)、
ゲスト:本上まなみ


その3
 

アトム いきなりですね、らもさん。おもちゃのピアノを持ち出してきて。
らも 大阪で買って来たんだよ。
アトム それ、わざわざ持って来はったんですか?
らも うん。映画『群青の夜の羽毛布』で、途中までお父さんはいないって思ってたのが、後半になって、ほんとはお父さんがいたんだ!ってわかるシーンがあるでしょ。お父さんは、人生に絶望してて、長い間、自分の部屋にこもりっきりで静かにピアノを弾いてるの。映画の最初の方にピアノの音が何回も出てくるのはその伏線だったという。
鮫肌 お父さん、ひきこもりみたいでしたよね。
  ――らも、ピアノを弾いている――
本上 そうなんですよね。
鮫肌 あのお父さん、非常に鬼気迫るものがありましたね(笑)。
らも いまからほんじょに捧げるラブソングを作る!
鮫肌 ええーっ、予想しなかった展開やなぁ(笑)。
らも 作る間、トーク、つないどいて。
鮫肌 そういうて、予め作ってきてるんでしょ。
らも いや、ほんまにいまから作る。
アトム 本上さん、遠慮するんやったら、いまのうちですよ。いらんのやったら、「いらん」いわはったらよろしいから。
本上 いや、嬉しいです。ふふ(笑)。
鮫肌 本上さんのいることのできる時間もあんまりないというのに、いきなりやな(笑)。
アトム 作っただけやったらアカンよ。せっかくやから、披露してもらわんとね。自分の頭ん中にできたって言いかねんから(笑)。
鮫肌 そりゃご本人がいらっしゃるうちに、歌ってもらわないとダメでしょう!
アトム らもさんが歌を作ってる間に、今後の本上さんのお仕事の話など、聞かせてもらいましょか。
本上 そうですね。いまNHKのドラマの撮影に入ってるんですけど、それ……時代劇なんですよ。
鮫肌 連続ものですか?
本上 ええっと……金曜夜9時からだっけ。1月から始まるんです。役は、飛脚(笑)。走るのがめちゃめちゃ速くて、男のふりをして暮らしてる女のコの役なんですよ。
鮫肌 女飛脚……。
本上 走るのがめちゃめちゃ速いなんて……。絶対違う!って周りみんなからツッこまれてるんですよ(笑)。
鮫肌 スポーツはお得意ですか?
本上 運動神経、全然ないんですよ(笑)。
鮫肌 にもかかわらず大走りするシーンがいっぱいあるわけですね。
本上 設定ではものすごく速い。で、ちょんまげなんですよ(笑)。
鮫肌 「てやんでい」とかいう感じの(笑)。
アトム 「がってんだい、ひとっ走り行ってくらあ」って(笑)。
鮫肌 でも、実は女だっていう。
本上 そうなんです。撮影に入ってもう1ヶ月になるんですけど、なんか男のコになってるのが気持ちよくって。ときどき娘の姿に戻ったりするんですけど、逆にそのときの方が恥ずかしくなってくる(笑)。
鮫肌 コメディなんですか?
本上 人情物ですね(笑)。
鮫肌 大江戸人情物(笑)。それはちょっと見たいですね。また全然違った本上さんが見れる……。
らも 「ぬ」ってどんな字だった?
アトム 「め」に似てるヤツですよ。らもさんってときどき「ぬ」とか「め」、忘れはるんですよよね。(らもに向かって)「わ」に似てるのが「ね」ですよ。
鮫肌 本上さん、こんな人にラブソングを作ってもらって大丈夫ですか?
本上 いやいやいやいや(笑)。話はトビますけど、らもさんっていつも麦わら帽子を被ってらっしゃるんですか?
アトム そうですね。麦わら帽子にコートってスタイルが多いんですけど、今日はTシャツにコート1枚だけ羽織ってはんのかな。寒ないんかなぁ?
鮫肌 本上さんがゲストだからロックンローラーを気取ってるわけですよ。ちょっと胸はだけて(笑)。
アトム それにしても、うっすい胸やね。
らも 渡辺淳一みたいなデブよりいいよ!
アトム そんなとこだけ、ちゃんと返してきはりますね(笑)。
鮫肌 ほんとにこの場で作ってるみたいですね。普通用意してきてるでしょ。段取りっちゅうもんがあんねんから(笑)。
アトム 本上さんはピアノをお弾きになったりするんですか? 指が細くて長くてらっしゃるから。
本上 いえいえ、何もできないんです。手自体はおっきいんですけどね。
鮫肌 さっき楽屋で言ってらしたけど、音楽はほとんど聴かないそうですね。
本上 そうなんですよ。歌もすごい音痴で(笑)。カラオケとか全然ダメなんですよね。
アトム 鮫肌さんはヘタやけど、カラオケ大好きですよね。
鮫肌 俺は酔っぱらって暴れるのが好きやから(笑)。

鮫肌 ……おっさん、まだなんかい!
らも おっさんって誰や!?
鮫肌 「らもさん」って言いましたよ。
らも 確かに「おっさん」と聞こえたんやけど。
鮫肌 で、できたんですか?
らも できたよ。
鮫肌 じゃ時間もないし、早速披露してもらいましょう。
らも よし! ちゃんと覚えてね。
<ほんじょに捧げるラブソング>
♪♪ 〜ドキドキドキドキッ
    ドキドキ・・  
    心臓が痛いとか病気だとか
    そうじゃなくて
    君が微笑むと
    ドキドキ・・
    ドキドキドキドキなんだ
    ドキドキね
    瞬間が永遠をはらむんだ
    ねえ聞いてる?
    くちびるふれあう
    そのときに
    HONJO CAN STAY ME
    HONJO CAN STAY ME
    HONJO CAN STAY ME
    ハートのI LOVE YOU 〜♪♪
鮫肌 もしやこれをプレゼントしようという……。
らも そうだよ。はい、おみやげ!
  ――らも、ピアノにサインをし、直筆の歌詞・楽譜を添えて本上に手渡す――
本上 ありがとうございます。
鮫肌 というところで……お仕事の関係で、本上さんとはお別れです。
らも 別れのキッスを。
鮫肌 なんでやねん。
らも じゃほっぺたに。
鮫肌・アトム おっ!!
  ――本上、らもの頬にキッス――
本上 帰りたくない……。
らも 一緒に行こう!
鮫肌・アトム どこ行くねん!!
本上 ありがとうございました。
鮫肌・アトム ありがとうございました。
らも からだに気ィつけてね。
  <本上まなみ退場>
らも・鮫肌・アトム ハァ〜〜〜。
アトム きれいな方でしたよね。緊張がとけて思わず放心状態になりますよね。
鮫肌 ほんとボクも放心状態……。
らも 鮫肌もアトムももう酔っぱらってもいいよ。これからの時間はせっかくギターも持って来てることやし、歌でもうたおう。THIS IS A ROCK'N' ROLL SHOW!や。ところで、鮫肌、タンバリン持って来た?
鮫肌 持って来ましたよ。「持って来い」って連絡もらったから。
らも 今日、きみが来る前、楽屋で鮫肌はタンバリンを持ってくるかどうかって賭けをしてたんよ。全員「持って来ない」に賭けるから賭けにならなかった(笑)。
鮫肌 で、ボクはどうすればいいんでしょう?
らも 好きに叩いたらいい。じゃ、やろう、「ミスター・タンブリンマン」!
鮫肌 ボブ・ディランのですよね。もっとボクが知ってる曲をやりましようよ。「ジョニー・ビー・グッド」とか。アナーキー・バージョンなら歌える。
らも なんやそれ?
鮫肌 パンクといえば、アナーキーじゃないですか。
らも そういえば、ギター・ストラップにゴムのあるじゃない。パンクのコが膝の上ぐらいまでギターを下げて弾いても、伸縮力があるから元に戻ってくるっていうストラップ。
鮫肌 はい、ありますね。
らも この間の山口富士夫とのロック・ライブに、20年前に買ったゴムのストラップのついた韓国製の電気ギターを持って行ったんだよ。そしたら、ゴムがのびてて、膝のあたりにさがったまんま元に戻らない。弾きにくかったわ。
アトム らもさん、その日、ステージで踊りはったと噂に聞いてますよ。
鮫肌 踊ったって、キース・リチャーズとかそんな感じですか?
アトム そこまでは聞いてないけど、かなり動いてたって(笑)。


 


中島らも(なかじま・らも)
RAMO NAKAJIMA

1952年兵庫県生まれ。大阪芸術大学放送学科卒。
コピーライターを経て現在は小説家として活躍中。
主な著作に吉川英治文学新人賞受賞作『今夜、すべてのバーで』(講談社文庫)、
日本推理作家協会賞受賞作『ガダラの豚〜』(集英社文庫)、
『中島らもの明るい悩み相談室シリーズ』(朝日文芸文庫)、
『その辺の問題』(メディアファクトリー)、
『バンド・オブ・ザ・ナイト』(講談社)、
『クマと闘ったヒト』(メディアファクトリー)など多数。
新刊『とらちゃん的日常』(文藝春秋)、
『寝ずの番』(講談社文庫)好評発売中!

最新刊 『らもチチ わたしの半生 青春篇』
 講談社より好評発売中。 1300円(税別)
 さらに、中島が執筆するメールマガジン
『中島の辞書占い』好評発信中!
 下記のホームページから購読申込みできます。
http://www.age.ne.jp/x/ramo/

 

鮫肌文殊(さめはだ・もんじゅ)
MONJU SAMEHADA

1965年兵庫県生まれ。
高校2年の春、雑誌『ビックリハウス』の第17回エンピツ賞(小説)
受賞を皮切りに、賞を総なめ。若干19歳で短編小説集『父しぼり』
(長征社)を発表。
NHK特集への出演を機に中島氏の知己を得て、
放送作家活動をスタートする。
90年、松尾貴史の勧めで上京。現在に至る。
パンクバンド"捕虜収容所"のボーカルてほの音楽活動や
テレビメディアに関するエッセイ執筆等でも活躍中。
現在、手がける主な番組は『進ぬ!電波少年』、
『メレンゲの気持ち』『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ)、
『さんまのスーパーからくりTV』『オフレコ!』『ガチンコ!』
『筋肉番付』(TBS)、『ぷらちなロンドンブーツ』(テレビ朝日)、等多数。
主な著作は『鮫肌文殊の俺テレビ』(メディアワークス)、
『放送作家になりたい』(同文書院)、
『VOWやねん』(宝島社)、
『父しぼり』(長征社)

大村アトム
中島、マネージャー兼中島事務所所属放送作家


編集A
『ダ・ヴィンチ』編集者、中島+いしいしんじ共著『その辺の問題』
中島+ミスターヒト共著『クマと闘ったヒト』を担当。大槻ケンヂ氏の『リンダリンダラバーソール』の担当でもある。


構成・文/小堀 純  撮影/北島元朗


二人のトークを生で聞きませんか?
第6回のイベントも新宿歌舞伎町のロフトプラスワンにて。
主演者は中島らも+鮫肌文殊。以後、隔月で開催します。

第8回 らもはだ
【出演】中島らも、鮫肌文殊、大村アトム
【Guest】野坂昭如
※前売券、ロフトプラスワン店頭のみで発売中。基本販売時間18:30〜23:00。
※券には整理ナンバーがふってあります。開場の際、そのナンバー順に入場します。席は自由席です。
※諸注意 一脚・三脚・カメラ・ビデオカメラテープレコーダーなど一切の録音・撮影機材の持ち込み禁止。
日程:2003年1月12日(日)
時間:18:00開場/18:30開演
場所:新宿ロフトプラスワン(新宿区歌舞伎町1-14-7林ビルB2)
JR新宿駅東口出て徒歩4分。コマ劇場横向かい。
地図などの詳しくは http://www.loft-prj.co.jp/PLUSONE
料金:2800円(1ドリンク込)