 |
 |
| ↑小さなものは、全体の相似形だ。苔の小さなひとつひとつをじっと見つめていると、いつしか空から森を見下ろしている錯覚に陥る。屋久島で見つけた、ある法則。 |
↑山全体が、谷が、そこに満ちる空気が潤っている。足を止め、流れの音に耳を澄ます。ゆっくりと深呼吸をしてみると、ああ、この星が水の惑星なのだと実感できる。 |
 |
 |
| ↑苔の森は、色彩の宝庫だ。一見地味に見える風景は驚くほどの色に埋め尽くされている。色の迷路にはまると、その目の快感から抜け出すのは難しい。 |
↑屋久島の山を歩いていると、倒木や切り株の上に次の世代の杉が芽吹き、すでに大木になっているものに出会うことが多い。島の生命力の記録は、しかし、過去の人間の乱伐の記録でもある。 |
 |
 |
| ↑屋久島の天候は驚くほどに変化する。空を眺めて、雲の流れを追うだけで一日が過ぎてゆく。明日は晴れるかなあ。 |
↑太忠岳の頂上に屹立する、天柱石。山の麓から見上げてもその偉容に圧倒され。 |
 |
←標高1000メートルの登山口から1497メートルの山頂まで、標高差約500メートルを、4時間かけて登る。天柱石の直下、巨石にへばりつくように回り込むと、テラス状の石舞台がある。 |
 |
 |
| ↑天柱石を目指した日は、残念ながら濃い霧が時折雨に変わる天候だった。しかし、祠に海老と鯛をお供えし、1時間ほど晴れるのを待つ。一瞬霧が晴れて天柱石が姿を現した。 |
↑スナップ。天柱石の石舞台にて。右から田口団長、Y-NACのワッシー、カメラマン・モリリン、Mさん。普通のレンズでは天柱石の全貌は写せなかった。 |