2001年6月1日 河口湖から富士山へ
聖地開発事業団:田口ランディ(団長)、森豊(記録係)、編集T(よろず方)
ゲスト:アシリ・レラさん、天川彩さん、Tさん(角川書店)

今回のゲストはアイヌの智慧を実践し紹介を続けるアシリ・レラさんだ。前夜、文京シビックホールで田口さんとレラさんのトークイベントが行われ、池之端のホテルに投宿。朝ホテルにお二人をお迎えにあがる。「カムイノミ」と呼ばれる儀式に使うお神酒やするめや穀類などの海の幸、山の幸をワゴン車に積んで中央道を一路河口湖に向かった。きれいに晴れ上がった空には、巨大な龍にも見える雲が走っている。「あ、あたしの龍がついてきてるよ。今日の旅はいいものになるよ」レラさんの声が響いた。


レラさんが出かけるときには、必ず守り神である龍が伴走するようについてくるという。「ほら、見て見て!」 河口湖に浮かぶ唯一の島、鵜の島に渡る。ボートの上から島を見ると上空に二羽の鳶が舞っている。「歓迎してくれているんだよ」とレラさんは鳶に祈りを捧げる。
鵜の島には、鵜の島神社の他に弁天様を祀る小さな祠がある。この弁天様はなぜか肘から先が取り替えられ、明らかにバランスが悪い。この弁天様をめぐって謎めいた伝説もあると聞いた。 ↑河口湖から富士山須走り口へ。20分ほど灌木のあいだを進むと、「古富士」と呼ばれる開けた場所に着いた。濃霧のなかレラさんは祈りの場所へ確信をもって進んでゆく。
レラさんのカムイノミがはじまる。質量のある濃霧に風が流れはじめ、霧が晴れてゆく。 ↑「ほら、富士山がみんなが来てくれたので喜んでいるよ」カムイノミが終わると、先ほどまでの霧は嘘のように消え、富士山の姿がくっきりと見えた
←スナップ。貸しボートで河口湖を渡る団長。後ろは天川さんとカメラマン・モリリン。

<次回更新日 2/6(水)>


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