2001年9月3日〜5日 青森・下北半島へ
聖地開発事業団:田口ランディ(団長)、森豊(記録係)、編集T(よろず方)
ゲスト:秋山眞人さん(能力者)

一日目の取材を終え仏ヶ浦を出発したのは18時を越えたころであった。薬研温泉の宿に到着が遅れる旨の連絡を取ると、夜道は危険だと、遠回りでもむつ市経由のルートを勧められる。しかし、それでは距離も倍以上になる上に到着が21時を越えてしまう。団長と協議の結果、最短ルートの林道をとる。……しかし、林道であった。当然灯りなどなく、ガードレールすらない。まさに漆黒の闇の中を疾走するすること1時間。予定よりも大幅に早く宿に到着したのであった。夜半まで秋山氏の講義を受け、翌日は恐山から青森へ。この晩もまた秋山氏の集中講義となる。まさに「オカルト強化合宿」の様相を呈してきた。そして最終日、石塔山荒吐(アラハバキ)神社へ向かう。すべてわれわれを取り囲むものには隠された意味がある。この道行きは、天候や地形から様々なシンボルを読み解きながらの、集中講義の実践編となった。


いたるところから蒸気があがる。硫黄分が強く地表の石が黄土色に染まっている。道端の風車のひとつに人の気配を感じ立ち止まる秋山氏。 ↑安っぽいプラスチックの羽が妙に生々しくもあり、哀れでもある。風の道なのか。勢いよくまわるものとまわらないものと。それが何かが「いる」ということなのだろうか
 
↑宇曽利山湖。火山性分が溶けだした湖には魚は棲まない。白濁した水色が陽の射し加減で様々な色に変化する。恐山は自然が絶妙な演出をほどこす劇的な空間でもある。  
↑→ 石塔山荒吐神社は見落としかねない細い参道を20分ほど歩いた山間にあった。空には龍神のような雲が走り、あたりには鳥の声すらしない。すべてが止まっているような錯覚に囚われる。
↑社と向き合うようにいわくらがある。「さざれ石」のような巨石は、見ようによっては風化したコンクリートのようでもある。巨石の足元には「涼しい」場所が一点あり、そこに立つと背筋が伸びた 団長と秋山氏。それぞれが物思いに耽りながら下山する。人という物体は時間の流れの中で朽ちてゆく存在だ。人が去ったあとには何が残るのだろう。

<次回更新日 4/6(土)>


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